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デザイン・アート

研究室で研究されている「細胞を使ったものづくり」や「バイオハイブリッド技術」は、デザインやアート分野を専門とされている研究者やデザイナー、アーティストから多くの関心が寄せられています。そこで、研究室では、彼らと共同で新たな表現の探求を行っています。具体的には、生産技術研究所のDLXや英国ロイヤルカレッジオブアート(RCA)、女子美術大学などと定期的な交流が行われています。たとえば、メディアアートは、新しい技術を利用したアート表現の総称です。研究室では、特に、バイオハイブリッド技術をベースとしたアート表現や、CGを利用した分かりやすく研究内容を伝える表現方法について検討しています。

Global Innovation Design Lab

このプロジェクトは、生研のデザインラボDLXのMiles Pennington先生との共同プロジェクトです。2021年4月から7月にかけて、DLXがGlobal Innovation Design(Royal College of ArtとImperial College Londonの共同プログラム)から学生4名を受け入れ、プロジェクトが進行しました。研究室の匂いセンサや培養肉研究にヒントを得たRoyal College of Artの学生さん達から、実験室で育てられた肉の未来と、デジタル鼻センサー技術の応用をテーマにした素晴らしいデザインが誕生しました。

DLXのGIDプロジェクトページ

 

 

 

女子美×tlab

このプロジェクトは、アートとデザインで社会還元を目指す女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン表現学科佐藤暁子先生の「プロジェクト&コラボレーション演習」の授業の一環で行われています。研究室で推進している「バイオハイブリッドロボット」や「培養肉」などの先端研究の成果について説明した後、そこから興味のあるテーマを学生自身が選択し絵本やマンガ、アニメーション、ぬいぐるみなど様々なコンテンツに展開しています。作品の創出には、研究室メンバーがコミットして共同で進めるのですが、どれも研究者にない発想ばかりで毎年いつも驚かされます。毎年、完成度の高い作品ばかりで、研究室の成果をより一般の方にもご理解いただけるものになっております。

女子美との共同プロジェクトページ

 

 

 

バイオアート

竹内研究室と東京大学生産技術研究所山中俊治研究室と協働にて、バイオアート展示会”ELEGANT CELL 細胞とバイオマテリアルの小さな実験室”を開催しました。細胞やバイオマテリアルを使用した新しいクリエイティブ表現の可能性を探求したメディアアートが展示されました。ギャラリーは小さな実験室のように表現し、細胞やバイオマテリアルから作られた彫刻や新しくデザインされた実験機器などが展示され、バイオエンジニアリングとデザイナーが融合することで、新しいアートのかたちを参加者に感じていただきました。

また、上記のバイオアート作品は東京大学生産技術研究所の70周年記念展示”もしかする未来”でも展示され、バイオハイブリッド技術とデザインの組み合わせによって表現される新しい研究のプロトタイプとして紹介されました。